達人列伝

Vol.1 ハナシマレーシング代表 花島広樹

第3回「お互い、バイクが原点だった」
ル・ボーセモータースポーツとともにレースを戦う『達人』のひとり、ハナシマレーシングの花島広樹代表を紹介するコーナーも、これが3回目。坪松唯夫代表とは、さまざまな共通点がありました。ルーツやら、趣味やら……。
坪松 「ところで、花島さんちって、実家何やってるの?」
花島 「父ちゃんは、造船業をしていて、数年前に亡くなりましたけど、造船所で働いていました」
坪松 「うちは農家で、今もやっていますよ、うちの親父は農業やりながら、機械いじりをしてますね」
花島 「うちも元は農家だったんでしょうね、僕のおじいちゃんが。街ぐらいの田んぼを持っていたらしくって。今はいろいろあって、売っちゃったようなんですけど。でも、200坪の家が建っていますけど、それが僕のになります、今度。父ちゃんが死ぬ時、『この家は広樹にやってくれ』って言ってくれたんで」
坪松 「それはどこにあるの?」
花島 「佐賀県……」
坪松 「いつ行くんだって(笑)」
花島 「すごく広いですよ。で、すごく安いですよ! 一回計算してみたら、200何坪あるんですけど、全部で750万です(笑)」
坪松 「話変わるけど、花島さん、バイク好きだよね。俺も昔はね。今は4サイクルのバイクなんて乗りたくないけど」
花島 「僕はね、シャツの後ろが汚れるようなバイクなんて……」
坪松 「それ、育ちがいいみたいじゃない!」
花島 「オイルでプチプチなんて(笑)」
坪松 「煙で後ろが見えなくなる、モンモンとして。あのにおいが最高なのに」
花島 「え、2ストが好きだったんですか?」
坪松 「そうそう。2ストしか。うるさいのが大好きだった。で、実はこう見えても、エンジンをずっと組んでいたんです」
花島 「ほう!」
坪松 「FLってレースが昔あったでしょう? 俺、あのレースやっていたんですよ」
花島 「軽自動車の550ccエンジン積んだ」
坪松 「その下にあたるFL-Bっていうのがあって、それは360cc。550ccはフルチューンだったの。自分がやったのはFL-Bの方なんだけど、そのエンジンが2サイクルだったの。そのぐらい、2サイクルが好き。だから、いま2サイクルのバイク乗りたいんだけど、危ないしなぁ。花島さんの小学校、中高ってどうだったんですか?」
花島 「小学校3年生からバイク乗っていました。佐賀の田舎じゃないですか、ノーヘルで。スーパーカブの50に乗って、それが初めてだったんですけど、ステップにしか足が届かなくて。それで有明海の堤防とか。その時、原動機に素晴らしいものを感じましたね」
坪松 「そうですね、すごく気持ちいいよね! チャリンコと全然違うからね」
花島 「それで、バイクに本格的に乗り始めたのは中学からなんです」
坪松 「本格的に! 戦前だから大丈夫なんだ(笑)」
花島 「免許、取りたくてとりたくてたまんなかったですね」
坪松 「花島さん、何月生まれ?」
花島 「2月」
坪松 「俺は3月だけど、いちばん遅いじゃないですか、高校1年から2年になろうか、って時で、人によってはもう夏には乗れているからね。ところで、花島さん、部活やっていた?」
花島 「学校の部活はやっていなかったけど、高校3年間は空手やっていました。武道はちょっと好きでした。なんでやったかというと、ブルース・リーですよ」
坪松 「ヌンチャク、裸でやって頭にぶつけたんじゃないですか」
花島 「はい(苦笑)。初めてお母さんと見に行った映画は『燃えよドラゴン』でした。初めて買ったレコードは、EPっていう昔の、ブルース・リーの音楽でした。『アチョ~!』とか声が入っている(笑)」
    次回は、花島代表がメカニックになったきっかけ、フォーミュラにハマった理由を話してもらいましょう。